介護職に求められるのは、身体介護の技術はもちろんですが介護を受ける方が求めているものは何より安心感でしょう。
どんなに完璧な介護技術を身に付けていたとしても、そこに信頼関係が無ければ、ただ身の回りのことを手伝ってくれる人で終わってしまうでしょう。
結果的にその方の心までは満たせないということになってしまいます。
ただそんな状況も、介護職の心の有り様によって変えられます。
それは、介護職を志す者として仕事にやりがいを見出すことでしょう。
その為にはまず目の前にいるその方に興味を持つことが一番重要です。
沢山お話をしたり、例えば相手の趣味に付き合ってみたり等、こちらがその方のことを知ろうとすることでおのずとお互いに心が開けてきます。
一度信頼関係ができればそれが簡単にくずれることはないでしょう。
真剣に、心から向き合っているからこそ「ありがとう」「あなたが居てくれて良かった」というその一言が何にも変えられないやりがいになります。
やりがいを感じることで、更に相手の生活をよりよいものにしたい、その為に何をしたら良いかと考えるようになるはずです。
その気持ちが相手に伝わればそれが意欲になり質の高い生活を送っていただけるようになりますよね。
相手との信頼関係がしっかり築けたら心に余裕が生まれ、自分に自信もつき、質の高いケアを提供することができます。
介護者も受ける側も笑顔で同じ時間を過ごせるなんてとても幸せなことだと思いませんか?